NEM(XEM)コインの特徴と可能性について

はじめに

NEMはシンガポールにあるNEM.io財団NEM.IO財団に管理されている仮想通貨でブロックチェーン技術を世界的に推進することに重点を置いた非営利団体です。日本にもテックビューロ社がNEM財団の日本支部的なポジションで位置づけされており、徐々に世の中に浸透しています。

テックビューロは仮想通貨の取引所であるZaifを運営している日本の会社です。会社当初の開発チームに日本人である武宮 誠氏が参加していたことで、日本の多くの人々からも注目されるようになりました。

ではなぜ仮想通貨の中でもNEM(以下よりXEM)がこれほどまでに盛り上がってきているのでしょうか。

XEM自体は世界レベルのプロジェクトで総発行量は8,999,999,999XEMです。およそ1,600人の投資家に均等に分けられたのが最初と言われています。(正確にはbitcointalkアカウント数)今回はそんなXEMについて紹介したいと思います。

NEM(XEM)とは?

・XEMの沿革

2015年3月31日 XEM公開 1XEM=0.5円

2016年12月 国際的な親組織とするべく、シンガポールに保証有限責任会社であるNEM.io Foundation Ltd(NEM財団)を設立

平成29年5月 NYブロックチェーン展示会Consensus 2017でNEMブース出展と共に欧米マーケットに正式に発表

平成29年6月 日本テックビューロCEO朝山氏に正式に理事(評議会員)に就任

平成29年6月 オーストラリアのBlock Chainと戦略的提携
※日立、インフォテリア、日本最大の信託銀行SBI住信ネット銀行をはじめとする国内外のいくつかの金融機関と民間企業により活用

平成29年8月現在 1XEM=30円辺りを推移 現在の時価総額は約1500億円で世界第6位

・XEMの特徴

金銭的な自由、分散化、平等、および連帯感の原則に基づき、新しい経済圏の創出を目標とするプロジェクトとして始まりました。

NEM(New Economy Movement)とは、新たな経済運動という意味で、ビットコインのブロックチェーン技術をよりよく改良したブロックチェーンプラットフォームであり、 NEMの通貨名がXEMと呼ばれています。

現在ビットコイン等の仮想通貨の仕組みは、P2Pによる台帳管理技術であるブロックチェーンシステムと言われていますが、ビットコインのブロックチェーン技術にはスケーラビリティの問題やハードフォーク問題があります。

そこで、より効率的で単純かつ拡張がしやすい新しいブロックチェーン技術として誕生したのがXEMです。

XEMの仕組みはPoI (Proof-of-importance)と呼ばれる仕組みを採用しています。日本語に訳すと「仕事」の「証明」です。NEMのネットワークに貢献した人が利益を得られるというものです。保有している資産額に限らず、取引額、また取引を行なった相手にも依存し、NEMネットワークに積極的に参加する人間に報酬を与えています。全ての人に平等に利益を得る機会を与えていることから、「富の再分配」と表現されています。

POI(proof of Importance)によるハーベスティングXEMを持っているとその保有量と取引量に応じて配当みたいにその一定割合のXEMが貰えたり、取引を簡潔にすることでビットコインよりも高速で大量の取引を実行できます。インターネットブラウザ上で簡単に使える=いっぱい使われるようになるということです。

・XEMの強み

XEMの強みはたくさんあります。ウェブベースのアーキテクチャや短いブロック生成、簡易なトランザクション管理、ノードの自動検証など様々ですが、具体的にわかりやすい表現をするとXEMにはカタパルト(Catapult)というものが搭載されています。

カタパルト(Catapult)現在日本ではNEMとテックビューロ社が共同開発した「Mijin」というプラットフォームに修正と改良が加えた上で一から新しく開発されたバージョンが搭載されます。

それを『カタパルト(Catapult)』と呼びます。カタパルトは『NEM』の性能向上のためにその仕様全体を一新し、プログラミング言語もJavaからC++へと移行し、遅延軽減と双方向通信向上のため、httpプロトコルからsocket通信へと移行しました。

これにより世界各地で取引しても、1秒につき4桁以上の高いトランザクションを処理が可能になります。カタパルトは2016年初頭から開発されていて、17年秋を完成目標としています。処理能力でカタパルトが実現すればXEMはパブリックチェーン上であっても1000件/秒以上の処理能力になります。

また、XEMにはスマートコントラクト属性であるという強みがあります。スマートコントラクトに関しては、「イーサリアム(ETH)の強みと今後の展開を考えてみる。」を読んでください。カタパルトだけでも他の仮想通貨と比較して優位性を持っているのにも関わらず、スマートコントラクト属性も兼ね備えているので、利便性はかなり高いと言えます。

・XEMのデメリット

NEM自体がマーケティング戦略にあまり力を入れていないため、いろんな人に誤解されがちな仮想通貨であり、まだ価格もビットコインやイーサリアム等と比べると低めとなっています。しかし性能自体はイーサリアムやリップルなどにも勝るとも劣らない性能を持っています。

・XEMとハーベスティング(マイニング)

XEMは多くの資金を保有する一部の採掘者に報酬が偏らないよう設計された暗号通貨です。ビットコインでは採掘を「マイニング」と表現しますが、XEMでは「ハーベスティング(収穫)」と表現します。

XEMのハーべスティングは、持っているだけではなく取引に使わないと報酬がもらえないので、流動性を阻害することもありません。

これはビットコインのマイニング(採掘)を応用した技術で「XEMを持っているとその保有量と取引量に応じて配当みたいにその一定割合のXEMが貰える」というシステムです。

ハーベスティングは電力をあまり消費しないことが特徴の1つです。ハーベスティングには、PCを立ち上げたままで行うローカルハーベスティングと、PCの電源を落としてもよい委任(デリゲート)型のハーベスティングがあります。委任とはスーパーノードと呼ばれる任意の上位ノードにハーベスティングを委任することでハーベスト報酬を得られるものです。

ハーベスティングを有効化するために10XEM以上の残高が必要で、さらに日を追うごとに少しづつ上昇していく「既得バランス」が10,000XEMを超えてからようやくハーベスティングに参加できる資格を得ます。

XEM(ゼム)とCOMSAとICO

・COMSAとは?

テックビューロ株式会社より発表された、ブロックチェーン技術を活用するためのプラットフォームです。COMSAは企業が簡単にICOを売り出せるようなプラットフォームを提供しているサービスです。

ICOを売り出したい企業とそれを買いたい投資家をマッチングさせる日本版のサービスです。企業のICOによる資金調達と、既存アセットのトークン化技術、Zaif取引所、そしてmijinプライベートブロックチェーンによる内部勘定技術をワンストップのソリューションとして提供し、実ビジネスへのブロックチェーン技術導入をサポートするプラットフォームです。

サービスが始まる前から初日に1万人も登録があったということで、大きな話題になっています。コムサの取引に100億円以上の取引コインが流通すると言われており、それらにビットコイン、Ethereum、XEMが使用されるということで話題になっています。

テックビューロのビジネスは『mijin』中心なので、XEMはテックビューロの株に近いと言えるかもしれません。ちなみにテックビューロとNEMはあくまで共存関係であって、NEMはテックビューロが発行枚数を管理している仮想通貨ではありません。

・ICOとは?

「独自トークン」と呼ばれる仮想通貨を発行し、それを販売することで開発費や研究費を調達する方法です。株式を発行してそれを購入してもらうことで資金を調達するのと同じような意味を持ちます。

通常資金を調達するには色々な方法がありますが、基本は誰か特定の人(企業・銀行等)に「資金調達のお願い」をしなくてはなりません。

もちろん、良いプロジェクトであったりそれまで実績がある方がお願いをすれば資金を調達できる可能性は大いに高まりますが、必ずしもそうではありません。

IPOよりも資金調達が容易と言われている。ICOで会社が資金調達する時、国境を超えて資金が集まります。アメリカの会社で30秒で38億円の仮想通貨を集めたという事例もあります。日本の法の下でICOができる仕組みがCOMSAです。

・COMSAとICO

10月にCOMSA自体ICOをすることが決まりました。コムサトークンを買っておけば、コムサで上場するコインに参入できるようです。

コムサトークンの価値が上がればレートも必然的に向上するのでメリットがあります。キャンプファイアにもICOに参入すると言われています。20社以上のICOをすることを目標としていま
す。

XEM(ゼム)の今後を分析

・レート

テックビューロは、NEMを使ったプライベートチェーン「mijin」などのプロジェクトを行っていた野村総研などが検証を進めているなどのニュースがでました。それにより影響される形でXEMが高騰したと言えます。

ZAIFも運営企業が日本のテックビューロ社なので、「COMSAの成功=ネムコインの成功」となる可能性も高いと考えます。価格上昇の背景には、ICO市場の活性化やCOMSAの登場なんかが理由として挙げられるので、今後もCOMSAとICOには注目していく必要があります。

テックビューロ社の新サービス「COMSA」で企業の資金調達が可能に?

まとめ

いかがだったでしょうか。XEMには、たくさんのキーワードが出てきましたが、それだけ多様性に富む仮想通貨であることには間違いありません。

これを機にXEMに投資してみるのも良いかもしれませんね。スマートコントラクトやカタパルトなど様々な好材料が揃っているので、XEMの今後が楽しみです。

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